クライアント
社名:泉宏建設株式会社
URL:senko-kensetsu.jp
課題
創業時よりゼネコン会社の請負建設業として社業に努められておられました。しかし、時代の流れから自社でも地主様、施主様との直接交渉が必要になり、社員全員のオシャレで個性的な名刺を作りたいとのご希望でご相談に来られました。
取り組み
間接取引から直接取引へと仕事の仕組みが変わられることから、今一度、建設とは何かを見つめなおし、地域に根差す建設会社としてご発展をいただくためには企業ブランディングが必要ではないかとご提案しました。
現在の二代目社長であり、以前にロゴ変更を試みたが創業者である会長が猛反対。その経緯があり、ブランディングに関しては難色を示されました。その一方で、これからの会社を発展させていくのは自分である、という現社長の覚悟もあり、キャリアンヌで会長を含めた全社員に向けたブランドセミナーを開催し、これからの泉宏建設を提案。
その結果、キャリアンヌの考える「企業ブランディングの考え方」および「デザインコミュニケーション」にご賛同いただき、セミナー終了時には、会長が一番興奮されてご快諾。スムーズな企業ブランディングの構築となりました。
成果
建設現場(工事現場)は、埃や騒音で地域にとっては迷惑なもの。しかしその現場で働く皆様は安全に注意し、完成した空間を思い浮かべながら精神誠意、建設に励まれています。その想いをブランドメッセージに込め、堅いイメージのある建設業に地域の子どもたちも喜ぶようなコミュニケーション性を持つデザインを開発しました。
また現場監督の皆様は高倉健さんのように実直で寡黙な方が多いため、名刺交換の際に会話が生まれにくいと想定。そこで、名刺が会話にきっかけになるよう全社員の個性が伝わり、会話が弾むよう工夫したものをご提案しました。
ブランディング後、数年たちお話を伺ったところ、ブランドメッセージにより、自社の目指す方向性が明確になり、入札もなぜか勝ち得る機会が増えたとお伺いしました。